Works 更新ブログ 松田真理(まつだしんり) Since 2006

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【ライブ・CD】Radiohead『The King Of Limbs』を速攻レビュー

【ライブ・CD】Radiohead『The King Of Limbs』を速攻レビュー

※ネタバレを含みます。来月のCD盤を楽しみにしている方はご注意。

この一週間は、Radioheadの話題で持ち切りでしたね。

# Radioheadがニューアルバム『The King of Limbs』を急遽発売!

Twitterのつぶやきで日本中が大騒ぎ!?

で、新譜のダウンロード盤が入手できたので、速攻レビューです。

一言で言うと、ミニマムな「Amnesiac」。

進化した、2011年版「Amnesiac」という印象でした。

(あとは「The Eraser」の色もかなり濃い)

前回の「In Rainbows」を想定して聴くと、

交通事故にあったような衝撃で面喰らいます。「やられた!」と(笑)

なので、「In Rainbows」を踏襲しつつも、

サウンドの空気感は「Amnesiac」のほうが近い気がします。

最初の「Bloom」「Feral」あたりからぶっ飛んでいます。

なんかもう、なんかもう、ギャー!!と叫びたくなる衝動。

そして、トムの変な踊りが人気の「LotusFlower」でピークを迎える。

『MorningMrMagpie』も何が何だか凄い。

『The Gloaming』(ライブバージョン)がもっと進化した感じ。

思いつく限りの言葉を並べると、

「複雑怪奇」「サイケ」「売れ線無視」「あさっての方向」

「暗いよ」「でも踊れるよ」「もう、何だかよく分からないよ」

という感じです。

そう。暗いのに踊れるとは、これいかに(笑)

聴けば聴くほど、理性が破壊されていくアルバム。

頭が混乱する快感を得られるかも(笑)

今までの常識とかがひっくり返るような作品です。

(追記)

中毒。依存。

これを聴くと他の音楽が聴けなくなります。

そして、またこのアルバムに帰っくる。

だから、中毒。依存。なのです。

こんな感覚はSigur Rosのアルバム「( )」以来。

自分の持っている感覚が狂わされる。

本当に、とんでもないアルバムが世に出てしまったと思います。