Works 更新ブログ 松田真理(まつだしんり) Since 2006

制作に携わった記事の一部をご紹介しています (その他、エンタメ雑記など)

【フジロック】フジロック '11 7/31(日)その2 生YMOとケミカル

 

YMO

1.FIRE CRACKER(ファイアークラッカー

2.Behind The Mask(ビハインド・ザ・マスク)

3.Riot in Lagos(ライオット・イン・ラゴス

4.The City of Light(ザ・シティ・オブ・ライト)

5.Seoul Music(京城音楽)

6.GRADATED GREY(灰色の段階)

7.TAISO(体操)

8.1000 KNIVES(千のナイフ

9.COSMIC SURFIN'(コズミックサーフィン)

10.Rydeenライディーン

11.Cue(キュー)

12.Tong Poo(東風)

今回のフジロックの最大の目的はYMOでした。

教授、ユキヒロさん、細野さんのオーラはやっぱり凄いよ。

1曲目の「FIRECRACKER」が始まった瞬間の観客の爆発力は凄かった。

一斉に踊り狂ってしまいました。

そして、「Behind The Mask」「Riot in Lagos」と往年の名曲に続き、

「COSMIC SURFIN'」を挟み、最後は「TongPoo」で締めると。

すばらしいセットリストです。あとは、「中国女」「テクノポリス」でもあったら、初期YMO好きにはたまらないかも。

中期YMOが好きな自分にとっては、「Seoul Music(京城音楽)(from「TECHNODELIC」)がかなり痺れました。

すべてのエレクトロ系ファンに聴いて欲しいぐらい、超クールな演奏。

教授がメガホンを持って「ハイウェイは滑走路」「国の花はムクゲ」という、

例のセリフを言うシーンは、「うわぁ!生で観れた!」と心の中で大興奮です。

強いて言うなら、中期YMOから「Seoul Music(京城音楽)」「GRADATED GREY(灰色の段階)」がアリなら、「Pure Jam」「MASS」(←これのライブVer.は最高)「MUSIC PLANS」もアリだし、「Prologue」で始まり「Epilogue」で終わって欲しかった… と要望は数えたらキリがありません(笑)。

あとは、「TAISO(体操)」で教授が「腕を胸の前に上げて痙攣の運動!」というセリフを言うときに、おじいちゃんみたいに仰け反って、腕を(まるでふざけているかのように)ブラブラさせている姿は、さすがでした。

あ、夏フェスのライブなのに、ユキヒロさんがシャレオツなスーツだったのも、

さすがとしか言いようがありません(笑)

それにしても、生YMOが(このセットリストで)観られてよかった。

本当に生きていてよかったと思えた。ありがたやありがたや。

THE CHEMICAL BROTHERS

1.Another World

2.Do It Again

3.Get Yourself High

4.Horse Power

5.Chemical Beats

6.Swoon

7.The Swoon Arpeggios

8.Star Guitar

9.3 Little Birdies Down Beats

10.Hey Boy, Hey Girl

11.Galactic Phase Shift Interlude

12.Don’t Think 2011

13.Out of Control

14.Dosen’t Matter

15.Setting Sun

16.Believe

17.Escape Velocity

18.Super Flash

19.Cherub Clown Harmonise

20.Leave Home / Galvanize

21.Block Rockin’ Beats

YMOで感慨深くなっているのもつかの間、ケミカル・ブラザーズが登場。

これはもう、ダブルヘッドライナーですな。と思っていたけど、

実は、YMOインパクトをぶっ飛ばす大・大・大インパクトでした。

正直、YMOの余韻が吹っ飛んでしまうほど。

ステージをフルに使った映像(光を放ったり、人間が踊ったり、巨大な怖いピエロが笑ったり)、ステージセット(縦に長いLED製の照明が円筒状になって、天井からステージ中央に君臨)、そしてズン!ズン!ズン!ズン!体に響く爆音のビート。

この世界は、他のライブではありえない話。

光の渦に巻き込まれた快感はやばい。

冒頭にも言った通り、夢か現実か分からなくなります。

1曲目、爆音で始まる「Another World」からテンションは上がりっ放し。

畳み掛けるように、2曲目の「Do ItAgain」の重低音ビート。

そして、6曲目の「Swoon」は男女のシルエットが重なり合うロマンチックな展開で、その素敵で妖艶な流れのまま、8曲目の名曲中の名曲「StarGuitar」へ。

かと思ったら、ライブの定番曲の10曲目「Hey Boy, Hey Girl」で

「まだ盛り上がっちゃうの」と言えるほどさらに盛り上がり、

ストイックなビーツで攻める12曲目の「Don’t Think2011」に続いて、

高いテンションは維持されたまま。

さらに追い討ちをかけるように(なんか凄いなぁ)、

13曲目の「Out of Control」ときたものだから、こりゃ大興奮ですよ。

しかもこの間、まったくのノンストップで爆音ビートが鳴り続ける。

本当に、体力の限界まで踊り狂ってるわけです。

セットリストも、新旧織り交ぜたベストなものでした。

こういう世界トップクラスのライブに参加できるのが、フジロックの醍醐味ですね。

そして最後は、ステージの画面がすべて日の丸になるという演出も。

まさに、ハッピーエンド!

■深夜枠から温泉の旅へ

ケミカル・ブラザーズ終了後、打ち上げの乾杯を早々に済ませて、レッドマーキー(屋根付きステージ)へ。くるりが演奏中。すし詰め状態です。そして、とにかく足が痛い。どうやら、ケミカル・ブラザーズではしゃいでいた疲れがドッと出たようです。

くるり

夜11時。「ばらの花」で始まり「ワンダーフォーゲル」で終わるというセットリスト。でも、「ばらの花」は(タイミング的に)遠くから聞こえただけでした。

深夜の「ワンダーフォーゲル」は盛り上がりますね。

TOWA TEI

深夜0時。最新アルバム「SUNNY」に参加したユキヒロさんが登場するかと思いきや、DJセットのため登場せず…orz。期待していたファンがそそくさと帰るシーンも(笑)。

DJモードで音楽がバンバン流れるのですが、さすがに体力の限界が。

途中棄権して、オアシスエリア(ご飯エリア)で食事して、次に備えます。

SOIL&”PIMP”SESSIONS

深夜1時半。爆音ジャズの名の通り、かっこいい。観客を煽る、煽る。

めちゃくちゃクールでカッコよかったんですが、

この時点で体力が限界を過ぎていました(笑)。

後ろ髪をひかれつつ、レッドマーキーを後にします。

このバンドはもう一度ゆっくり観たい!

いつもなら会場で朝(シャトルバス出発の朝5時)まで過ごすのですが、

今年は趣向を変えて、温泉にでも行ってみようかと。

あらかじめネットで調べてみると、会場から徒歩10分の「雪ささの湯」がフジロック期間中24時間営業しているとのこと。泥だらけの体をスッキリさせるには、もってこいです。

ここからが長かった。

会場内→会場ゲート→国道に出る→そこから徒歩10分歩くと、トータルで30分ぐらいはかかっていたかも。体力はすっかり限界を超え、足腰も痛む中、気力だけで歩きました。雨が降っていなくて、本当によかった。

雪ささの湯は非常に清潔感溢れる施設でした。

お湯は茶褐色のにごり湯で、源泉かけ流し。しかも、露天風呂付き。館内は人で溢れていましたが、10分ほど並べば、洗い場にいけるほど。許容範囲です。

浴場内も芋洗い状態と思いきや、余裕がありました。生き返る~。

足腰に温泉が染み渡ります。そして、朝まで仮眠。

朝風呂に入って、雪ささの湯を出て、シャトルバスで越後湯沢駅

そして、上越新幹線で帰京。こんな流れでした。

まさに、体力の限界まで遊び尽くしてきたフジロック '11なのでした。

次回は来週、SONICMANIAに行ってきます。