Works 更新ブログ 松田真理(まつだしんり) Since 2006

制作に携わった記事の一部をご紹介しています (その他、エンタメ雑記など)

【ライブ・CD】8/11 SUMMER SONIC 2013

とんでもない暑さの中、SUMMER SONIC 2013に行ってきました。

以下、チラ見含めて、観たアーティストの履歴。

KANA-BOON

ももいろクローバーZ

でんぱ組.inc

チラ聴き→CARLY RAE JEPSEN、the pillows

THE SMASHING PUMPKINS

Mr.Children

MUSE

KANA-BOON

午前10時に会場着。ちょうどオープニングアクトが始まるというので、人気のKANA-BOONを観ました。この時の会場の雰囲気(オーディエンスの盛り上がり方)がとてもよかった。あと(幕張メッセの割には)音響がよかった点も印象的。KANA-BOONの演奏を聴いて「あれ?意外に音響がいいなぁ」と、いい意味で期待を裏切られました。そんなこんなで「今日のイベントは盛り上がりそうだなぁ」とピンッときたわけです。

ももいろクローバーZ

先の日記でも書きましたが、もはやメインストリームまっしぐらの彼女たち。サイリウム光線がサマソニの会場で揺らぐ光景は、これまた刺激的。セットリストやパフォーマンスは、単独公演の濃密さに比べると弱いけど、それでも一見さんを引き込む魔力があります。あなどれない、ももクロ。朝一のステージで、規制がかかるほど集客できる力は本当に凄い。

でんぱ組.inc

ももクロの流れで、他のアイドルも観てみようと。こ、こ、これはDHC(デジタル・ハード・コア)だ。Atari Teenage Riotを彷彿とさせる絶叫とデジタルミュージック。果たして、これを「アイドル」と定義してもいいものなのかどうか。ももクロメロコアなら、でんぱ組.incは完全にハードコアです。

■CARLY RAE JEPSEN、the pillows

トイレに並びながらCARLY RAE JEPSEN、

千葉マリンスタジアムに移動しながらthe pillowsの音が聴こえてきます。

どちらも、腰を据えて観たかった!

■THE SMASHING PUMPKINS

ここからは、幕張メッセから千葉マリンスタジアムスマパンと言っても、こちらの「スマパン」ではありません。現在のスマパンは、ビリーだけの「ひとりスマパン」なんですが、昔の曲もバッチリやってくれました。「Tonight, Tonight」「Cherub Rock」「Toda」「Zero」あたりはイントロを聴いただけでも興奮します。あと、一部で騒がれている「ミスチル地蔵」(ミスチル待ちのオーディエンス)ですが、スマパンファンから見て一言。正直、スマパンのパフォーマンスについて、ちょっと間延びした感じがあったのも事実。なので、スマパンファンから見ても、棒立ちになる時間は少なくなかったです。それが誇張されて、ネット上で「ミスチル地蔵」と呼ばれる所以になったのかも。

Mr.Children

1. 名もなき詩

2. NOT FOUND

3. World end

4. GIFT

5. 彩り

6. ポケットカスタネット

7. REM

8. ニシヘヒガシヘ

9. フェイク

10. 終わりなき旅

11. fanfare

12. innocent world

今年のサマソニの目玉とも言えるミスチル。冒頭から桜井さんが目をむき出しにして、気合入っている感じが伝わります。ちょっと力(リキ)んでたかも?(笑)。何かと不安視されていたセットリストに関しては、まさにグレイテストヒッツとも呼べる並び。「サマソニのオーディエンスが望んでいるミスチル」と、「ステージ上のミスチル」がうまくマッチして、予想以上に盛り上がった気がします。

惜しむらくは、フェイクで音響トラブルがあったこと。演奏も音声も一気に聴こえなくなった。無音。あんなトラブルは後にも先にも初めてです。それまでの流れがよかっただけに、少し途切れてしまったかなぁ。でも、こういうトラブルにも動じない桜井さんの姿はさすがと思いました。

今回のミスチル登場については、結果的に成功だったのでは。サマソニはもう、洋楽フェスではなく、ごった煮の都市型フェス(ショーケース)なのだから。個人的には、この割り切り方が好きです。

フジロックのような「自然と共存」「世界一クリーンなフェス」「(一部参加者が言う)反原発」というスローガンだったり、ロックインジャパンのような「みんなで助け合おう」「自己責任で楽しもう」という「フェス慣れしていないオーディエンス」への呼びかけだったり、が少し煩わしくも感じていたので。久しぶりにサマソニに行って、「アーティストとインフラはベストのものを提供するから、後は個人で楽しんでよ」という割り切った姿勢がある意味、新鮮に写りました。

MUSE

1.Supremacy

2.Supermassive Black Hole

3.Panic Station

4.Map of the Problematique

5.Interlude + Hysteria

6.Plug In Baby

7.Follow Me

8.Liquid State

9.Madness

10.House of the Rising Sun riff + Time Is Running Out

11.Stockholm Syndrome

12.Yes Please

en.1)

13.Isolated System

14.Uprising

15.Starlight

16.Survival

en.2)

17.Unsustainable

18. Man with a Harmonica + Knights of Cydonia

そして、お目当てのMUSEです。マウンテンステージのCyndi Lauper→Earth, Wind & FirePet Shop Boysなんて、個人的にウワァー!と興奮したくなるような流れなんですが、ここはやはり、ヘッドライナーとしてのMUSEを観なくてはと心に決めてモッシュピットの中へ。

セットリスト自体は、前回の単独を思いっきり圧縮した内容。ミスチルに続いて、こちらも捨て曲ナシのグレイテストヒッツでした。特に圧巻だったのは音圧。千葉マリンスタジアムの音響ってだいたい音が小さめに感じるんですが、一曲目のSupremacyから大爆音でビビった。サマソニであれだけの音圧を体験できたのは初めてです。

ハイライトだったのは最後のKnights of Cydonia。てっきりSurvivalで終わると思いきや、ダブルアンコールでした。Knights of Cydoniaのアウトロに合わせて、スタジアム上空に花火がバンバンバン!と打ちあがる姿は感動的。「いい夏の思い出だなぁ」としみじみ思うのでした。それにしても、追加公演の単独(Zepp DiverCity Tokyo)のレア曲満載のセットリストを見て驚いた。行きたかったなぁ…。

■総評

これまで何回かサマソニに参加しましたが、今年が一番良かったです。最近はフジロックに行っても若干マンネリ化していたので、サマソニもいいものだと。また来年もメンツ次第でぜひ行きたいです。ちなみに、レッドブルウォッカレッドブルウォッカを割って氷を入れたもの)がうますぎて、うますぎて。こちらも新しい発見でした(笑)