【フジロック】フジロック '12 三日目7/29(日)
フジロック三日目。
ホテルを出た時から、相変わらず日差しが強い。
今日は遂にRADIOHEADが苗場のグリーンステージに立つ日。
1997年の開催以来、待ちに待ったフジロック初登場です。
万感の思い。待ちに待ち焦がれた思い。とは、まさにこのこと。
あのグリーンステージって、魔法がかかる場所なんですよ。
日本最高峰と言っていいぐらいの素晴らしい音響。
夏の野外という解放感たっぷりの環境。これらがマジックを起こす。
だからこそ、あのRADIOHEADが立つ姿をめちゃくちゃ見たかったんです。
以下、チラ見含めて、観たアーティストの履歴。
GALACTIC
JACK WHITE
ELVIS COSTELLO AND THE IMPOSTERS
この日の照準は完全にRADIOHEAD。
「フジロック全体を楽しもう!」という二日目の楽しみ方とは真逆で、
JACK WHITEあたりからモッシュピット(前方エリア)を徘徊し、
ELVIS COSTELLOからモッシュピットに入り、肉眼で見てやろうと。
そうすると、時間にして5、6時間ずっと前にいるんですよね(笑)
ただ、この日は後方エリアも超満員だったので、どの場所も条件
(人が多い。トイレに行けない等)は変わらないだろうと。
むしろ、モッシュピット内のほうが人の出入りが少ない。
そのため、集中してステージを観られるという目算がありました。
この辺りの勘は、長いフジロック経験のノウハウですね。
午前中~夕方ぐらいまでは、ダラダラと過ごして体力温存。
シートを広げて寝たり。だけど日差しが強い。三日目となると体力的にも厳しいなぁ。
しかし、目が覚めたほど驚いたのが井上陽水。
神懸ったライブだった。素晴らしい。テンションが高く、ノリノリ陽水。
代表曲を叫ぶ。それを観て、喜ぶ観客。歌う観客。踊る観客。
見てほしい!このセットリスト!
1.東へ西へ
2.感謝知らずの女
3.リバーサイドホテル
4.帰れない二人
5.なぜか上海
6.限りない欲望
7.最後のニュース
8.氷の世界
9.夢の中へ
10.少年時代
11.傘がない
もう観客全体「ウギャー!」「スゲー!」ですよ。
「ガンバレ。みんなガンバレ」というフレーズが印象的な「1.東へ西へ」。
甘くてしっとり。誰もが知ってる「3.リバーサイドホテル」。
そして「7.最後のニュース」の「原発」の歌詞のくだりで歓声が上がり、
8~11曲目は本当に、本当にすばらしい流れ。生の「傘がない」も痺れた!
不特定多数のオーディエンスを相手に、
短い時間で、これだけの曲をまとめてくるって実は凄いことです。
そして、JACK WHITE(ex.THE WHITE STRIPES)。
彼の体中から、フェロモン。色気。殺気。熱気。オーラ。メジャー感。
あらゆるものがムンムン湧き出ていた。いやぁ。肉眼で観られてよかった。
生で初めて観たけど、時にクールに、時に魂込めて弾くギターの姿が格好よかった。
楽器というより、何かもう、ギターが体の一部となって大暴れしているみたい。
最後は2000年代最大のロックアンセム「Seven Nation Army」!
♪オーオ。オッ、オッ、オッ。オーオー。
♪オーオ。オッ、オッ、オッ。オオーオオー。
2000年代のオルタナの風を感じる曲。大合唱せずにはいられない!
ELVIS COSTELLO AND THE IMPOSTERS。
正直、「ポップな曲ばかりで退屈なんだろうなぁ」と思ってました。
しかし!初っ端からバリバリのグルーヴでめちゃくちゃロックです。
凄いのはドラム。「バカスコ!バカスコ!」「ドコドコ!」と力強いドラムで、
こんなにも激しいのかと。セットリストもほぼバラードなしで全力疾走でした。
これはやられた。とってもいいじゃない。コステロってこんなに骨太だったの?
そして午後9時半、遂にRADIOHEADが君臨!
…フジロック三日間は無事に終了しました。
帰りは、東京方面直行の深夜バス。帰京したのは朝6時でした。
●今年の良かった点
・何と言っても天気。三日間晴れだった
・「どれを見ても楽しい」と言えるほど、すべてのアーティストのレベルが高かった
・リアム・ギャラガーがモッシュピット周辺を歩いていた(おそらくローゼズを観に来ていた)ので、思わず触った
・ローゼズの登場時、モッシュピット周辺を一周するサプライズがあって間近でメンバーを観た
・酷暑にも関わらず、飲み物がほとんど売り切れなかった(←地味にコレ大事です)
●今年の悪かった点
・人が多過ぎ(どこに行っても行列と渋滞)
・椅子の場所取りが多過ぎで歩けない(椅子の規制も視野に入れたほうがいいのでは?)
・越後湯沢行きのシャトルバスで大行列
・子連れが増えた(ベビーカーも)。子どもにイヤーマフさせてまで連れてきていいものだろうか。最初のフェス世代が親になったのは分かるけど、あの厳しい環境で、深夜まで子どもを連れまわすのは(特に帰りのバスを並んでいる時などちょっと可哀そうだった)。う~ん…。
RADIOHEADについては日記一本分書くので、次回!