Works 更新ブログ 松田真理(まつだしんり) Since 2006

制作に携わった記事の一部をご紹介しています (その他、エンタメ雑記など)

【フジロック】フジロック '12 三日目7/29(日)

 

フジロック三日目。

ホテルを出た時から、相変わらず日差しが強い。

今日は遂にRADIOHEADが苗場のグリーンステージに立つ日。

1997年の開催以来、待ちに待ったフジロック初登場です。

万感の思い。待ちに待ち焦がれた思い。とは、まさにこのこと。

あのグリーンステージって、魔法がかかる場所なんですよ。

日本最高峰と言っていいぐらいの素晴らしい音響。

夏の野外という解放感たっぷりの環境。これらがマジックを起こす。

だからこそ、あのRADIOHEADが立つ姿をめちゃくちゃ見たかったんです。

以下、チラ見含めて、観たアーティストの履歴。

GALACTIC

百々和宏

井上陽水

JACK WHITE

ELVIS COSTELLO AND THE IMPOSTERS

RADIOHEAD

この日の照準は完全にRADIOHEAD

フジロック全体を楽しもう!」という二日目の楽しみ方とは真逆で、

JACK WHITEあたりからモッシュピット(前方エリア)を徘徊し、

ELVIS COSTELLOからモッシュピットに入り、肉眼で見てやろうと。

そうすると、時間にして5、6時間ずっと前にいるんですよね(笑)

ただ、この日は後方エリアも超満員だったので、どの場所も条件

(人が多い。トイレに行けない等)は変わらないだろうと。

むしろ、モッシュピット内のほうが人の出入りが少ない。

そのため、集中してステージを観られるという目算がありました。

この辺りの勘は、長いフジロック経験のノウハウですね。

午前中~夕方ぐらいまでは、ダラダラと過ごして体力温存。

シートを広げて寝たり。だけど日差しが強い。三日目となると体力的にも厳しいなぁ。

しかし、目が覚めたほど驚いたのが井上陽水

神懸ったライブだった。素晴らしい。テンションが高く、ノリノリ陽水。

代表曲を叫ぶ。それを観て、喜ぶ観客。歌う観客。踊る観客。

見てほしい!このセットリスト!

1.東へ西へ

2.感謝知らずの女

3.リバーサイドホテル

4.帰れない二人

5.なぜか上海

6.限りない欲望

7.最後のニュース

8.氷の世界

9.夢の中へ

10.少年時代

11.傘がない

もう観客全体「ウギャー!」「スゲー!」ですよ。

「ガンバレ。みんなガンバレ」というフレーズが印象的な「1.東へ西へ」。

甘くてしっとり。誰もが知ってる「3.リバーサイドホテル」。

そして「7.最後のニュース」の「原発」の歌詞のくだりで歓声が上がり、

8~11曲目は本当に、本当にすばらしい流れ。生の「傘がない」も痺れた!

不特定多数のオーディエンスを相手に、

短い時間で、これだけの曲をまとめてくるって実は凄いことです。

そして、JACK WHITE(ex.THE WHITE STRIPES)。

彼の体中から、フェロモン。色気。殺気。熱気。オーラ。メジャー感。

あらゆるものがムンムン湧き出ていた。いやぁ。肉眼で観られてよかった。

生で初めて観たけど、時にクールに、時に魂込めて弾くギターの姿が格好よかった。

楽器というより、何かもう、ギターが体の一部となって大暴れしているみたい。

最後は2000年代最大のロックアンセム「Seven Nation Army」!

♪オーオ。オッ、オッ、オッ。オーオー。

♪オーオ。オッ、オッ、オッ。オオーオオー。

2000年代のオルタナの風を感じる曲。大合唱せずにはいられない!

ELVIS COSTELLO AND THE IMPOSTERS。

正直、「ポップな曲ばかりで退屈なんだろうなぁ」と思ってました。

しかし!初っ端からバリバリのグルーヴでめちゃくちゃロックです。

凄いのはドラム。「バカスコ!バカスコ!」「ドコドコ!」と力強いドラムで、

こんなにも激しいのかと。セットリストもほぼバラードなしで全力疾走でした。

これはやられた。とってもいいじゃない。コステロってこんなに骨太だったの?

そして午後9時半、遂にRADIOHEADが君臨!

フジロック三日間は無事に終了しました。

帰りは、東京方面直行の深夜バス。帰京したのは朝6時でした。

●今年の良かった点

・何と言っても天気。三日間晴れだった

・「どれを見ても楽しい」と言えるほど、すべてのアーティストのレベルが高かった

リアム・ギャラガーモッシュピット周辺を歩いていた(おそらくローゼズを観に来ていた)ので、思わず触った

・ローゼズの登場時、モッシュピット周辺を一周するサプライズがあって間近でメンバーを観た

・酷暑にも関わらず、飲み物がほとんど売り切れなかった(←地味にコレ大事です)

●今年の悪かった点

・人が多過ぎ(どこに行っても行列と渋滞)

・椅子の場所取りが多過ぎで歩けない(椅子の規制も視野に入れたほうがいいのでは?)

・越後湯沢行きのシャトルバスで大行列

・子連れが増えた(ベビーカーも)。子どもにイヤーマフさせてまで連れてきていいものだろうか。最初のフェス世代が親になったのは分かるけど、あの厳しい環境で、深夜まで子どもを連れまわすのは(特に帰りのバスを並んでいる時などちょっと可哀そうだった)。う~ん…。

RADIOHEADについては日記一本分書くので、次回!